悟りへの三段階エクササイズ~ヨガの伝統から~

IMG_0521久しぶりにカシミール・シャイビズムの本(写真)を手に取ってみました。というのも、フェイスブックでルパート・スパイラさんの奥さん(Ellen Emmet)が、非二元とヨガにつての投稿をシェアしていたからです。

投稿によると、ヨガはもともと近代になりまでポーズというものはなく、本来の目的は体を通して本質を理解していく手段だったそうです。私はロンドンで何度かこのエレンさんの非二元ヨガを体験し、ヨガというのに、まったくポーズがないことに最初は少し戸惑いました。

ですが、ある意味とても新鮮で、ただただ体と体の感覚、体と外側の関係を見つめ、境界線が消えていくのが楽しくてたまりませんでした。と、書くと楽しそうに聞こえるかもしれませんが、非常に地味なワークで、自我が“つまらない”、“なんでこんなことやるの?”と騒ぎ出すほど地味です。

実際、エレンさんをご招待してあるグループでやってもらったときは、ほとんどの人が寝てしまいました(笑)。

さて、話を本に戻すと、いかにヨガが非二元の教えそのものだったか、いかに古代からの教えが今に通じて、というか真実のメッセージは変わっていないかがひしひしと分かります。

本の中に制限された意識の自我が、無限の純粋意識そのものの自己の本質を知るには3段階の方法があると書いてありました。

この3段階は、行う人のレベルに合わせるべきだが、とりあえず一番高いレベルから皆初めて、それができない場合は、2段階目、3段階目とやってみると良いと書いてあります。

ちなみに一番高いレベルをsambhavopaya、二番目をsakatopaya、三番目をanavopayaと呼ぶそうです。

で、一つ一つの段階の説明がこの後に続いています。

詳細は書けませんが、一番高いレベルとはなんと「在るにある」という、いつもこのブログで書いていたことでした。(思考は一切横に置いて、自分がいる、ここ、あそこなど、どの思考もすべて横に置く)

もちろん、それはニサルガダッタが彼の師から言われたこと、またルパート・スパイラさんがいつも言っていること(abiding with awareness)で、そのほかの非二元のメッセンジャーたちが言っていることと同じです。

二番目のsakatopayaは、口に出したり、唱えたりできない何かに集中すること。体の変化や思考、感覚など変化する世界の中で気づいている意識を維持していく。

三番目のanavopayaは、体の一部に集中したり、呼吸やマントラ使って心を集中させる方法。

自我的には、おそらく3つ目が一番何かをしている感が強いのでやりやすいでしょう。というのも、自我はどうしても何かつかめるものに集中してしまう傾向が非常に強いからです。

特に瞑想などをしていると、“穏やかな感じ”、“平和な感じ”、“思考のない空な感じ”など、自分が思う“非二元や悟りの状態(=つかめるもの)”を保っていると、自分が進んできたような気がしたり・・・。

もちろん、私たちのほとんどが、普段ものすごい思考活動の中にいますので、これはこれで心身ともにとっても良いことです。

話を戻して、第一番目のsambhavopayaがなぜもっとも高度なエクササイズとなっているのかは、何もしない、何もつかまない、とらえない、ただある、そこにあり続けるというのが自我には非常に難しいからでしょう。

ノンデュアリティと癒しのカフェでも、気づいている意識にただあってみてくださいとお話しますが、多くの人が気づいている意識そのものが何かを探そうとし、そこにとどまろうとしてしまいます。

一番シンプルに説明しようと、“今ここに自分がいるのが分かっていますよね? その分かっている意識にあるだけです”とお話しても腑に落ちない顔の人もとても多いです。

ので、“ただある”がぴんと来ない人、または仕事や日常の生活が忙しすぎて、思考のおしゃべりが止まらないときは、第三番目から始めるのも良いかもしれません。そして、徐々に二番目に移行していく。

つまり一見つかめるものに集中しているようで、実はそれらに気づいている意識を維持する。そして、最後に気づいている意識だけになる。ただあってみる。

さて、こういったエクササイズの紹介をすると、自我はたいてい張り切りだします。自分が悟るのだ!みたいに。

ので、同時に大切なのは、エクササイズをしている自分はすべて掴めるもの(体、思い、感情・感覚)であって、そこに瞑想者は存在せず、気づいている意識そのもののみであると見えてくるまであり続けることかもしれません♪

この手の本はすらすら読み進めて、頭で理解するよりも、一行づつ止まって見つめていくのが一番です。本当に分かっているの?と自分に徹底的に正直になりながら・・・♪

☆☆☆ ノンデュアリティと癒しのカフェ ☆☆☆

今年最後のカフェです♪ (キャンセル待ち募集中)

【日時】2018年11月10日(土)14時~16時30分
【場所】あうるすぽっと(東池袋)
http://www.owlspot.jp/access/   
【参加費】4500円
   
【申し込みフォーム】
https://www.form-answer.com/applications/Y5BBP

オンラインのノンデュアリティと癒しのカフェ開催予定♪
(詳細はブログでお知らせいたします)

悟りへの三段階エクササイズ~ヨガの伝統から~」への4件のフィードバック

  1. オーク

    カシミールヨガというと、ダイレクトパスのジャンク・ラインですね。

    カシミールヨガは、ビリードイルの会に参加したことがあります。
    ヨガはずっとやっているけど、非二元は知らないという人が多いクラスでした。
    それでもクラスの参加者が静寂な状態に入り、これは効果があるなと感じました。

    ここで紹介していただいた2段階の状態をヨガで維持して、そこから先は
    指導者の影響でしょう。これまで会った指導者で、最も静寂な印象でした。

    本を読んで実習、実践、これもある程度は効果がありますが、
    参加して体験すると即効性があることが分かりました。

    いいね: 1人

    返信
    1. ayukablog 投稿作成者

      オークさん、こんばんは♪

      そうそう、そうです!! よくご存じで~、なんか嬉しいです。というのもご存知かと思いますが、ルパート・スパイラさんの先生が、フランシス・ルシール、彼の先生がジャン・クラインで、ダイレクト・パスの流れで、カシミール・ヨガと非常に同じというか、相性が良いというか・・・。個人的には大好きなんです。

      ビリー・ドイルさんのヨガなら素晴らしいものに違いありませんね。動画でしか拝見したことがありませんが、彼のたたずまいもとっても好きです♪

      そして、本よりは直に本人から教えてもらって体験するのが一番だなぁと思います。

      いいね

      返信
  2. オーク

    こんばんは

    そうでしたか。正直なところ、ここ5年ほどは目覚めや非二元などの本を読むのはやめており、
    ルパート・スパイラさんはビデオクリップ?(youtube)で、時々見ていました。

    普段は本などで学んだことを、職場など実生活で、適応して行けるよう、
    一人で取り組んでいます。それだけではと、今年に入って来日された方のワークショップに
    参加している程度です。

     *ビリー・ドイルというお名前もワークショップ中に覚えました。
      メンバーへの質問の時間で、最近はルパート・スパイラさんに興味があると、答えると
      それでは、ジャン・クラインの本も読んで見てください、きっと気に入りますよと、
      勧められました。 ビリー・ドイルさんの本を後から読むと、このヨガは本からよりも
      はるかに簡単だな、と感じました。

    あゆか様は、ボディワークも取り組まれ、左脳だけでない体感にも意識されて
    居られるようですね。

    読解力とマインドで掴みとる、これは難しいというか「アキレスと亀」のようです。

    イギリスは沢山先生がおられ、たいへん恵まれていますね。

    いいね

    返信

オーク にコメントする コメントをキャンセル

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中