月別アーカイブ: 2018年12月

持ち主のいない苦しみ♪

おそらく自我にとって一番ショッキングなことは、思い、感情、感覚、体はあるけど、それを所有しているはずの自分がいないと分かることかもしれません。

ノンデュアリティと癒しのカフェでは、皆さんに“自分”を探してもらいますが、今まで見つけた人はちなみに一人もいません。

思いの中にも
感情の中にも
感覚の中にも
体の中にも

どこにも所有者は見つからないんです。

また、私の思い、私の体とあたかもそこに主体や所有者がいる感覚がありますが、もし本当に主体(=所有者)がいるなら、思い、感情、感覚、体がなくなっても、そこに所有者が残らないといけないですよね。

でも、やっぱりどんなに探しても見つからない・・・・。

つまり、主体なしに思いがあって、感情があって、体があるんです。

例えば、カフェで一人座って窓の外を見ながらコーヒーを飲んでいるとして、

そこに経験者としての誰かはいなくて、

外の景色を見るという経験

カフェ内外の音を聞くという経験

コーヒーを味わうという経験

考えるという経験

これらの経験が経験主になしに起きている。

つまり、私が世界を見ているという二元の世界観はそこで崩れ去り、
見ると見られるは分けられず、一連の様々な現象が起きていて、そしてそれと気づきの意識も分けられない。

・・・・・・・・・・・・・。

さぁ、今あなたが抱えきれないと思っている苦しみがあるとしたら、“私の”という思いをちょっと緩めてみませんか?

それが誰のものでもないとしたら?

苦しみについているストーリーもあなたのものでなければ?

そもそもそれを持っている所有者がどこにもいなければ?

胸の奥に感じる固いものも

鼻の先につんと感じる悲しみも

お腹に感じる重く深い絶望も

“私の”という思い込みから解放してしまったら?

あぁ、そうそう、所有から解放しようとしている動きもあなたではなくて、

そして、ただ、気づきの意識にあってみたら?

ゆっくり深い呼吸をして、そこにくつろいでみたら?

・・・・くつろぎタイム♪・・・・

あなたは、思いでも感情でも感覚でも体でもなく、

あなたは、あなたの人生を生きるというストーリーでもなく、

それにずっと気づいている意識

そこを安住の地にしてみませんか?

 

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目覚めるために大切なこと♪

おそらく、真実に目覚めるために最初に大切なことは、ある意味あたり前過ぎるけど、意外におざなりにされていること。それは、自分が眠っていると真に自覚することなのかもしれません。

そうでない限り、眠りの中での目覚めストーリーを追い求めてしまうと思うのです。眠りを自覚するとは言い換えれば、自分がどれだけ思考にはまっているのかを真に知ってみることです。

インテグレイテッド心理学では、いつも「事実と解釈」を分けるエクササイズをします。多くの人にとって分かりにくいことは、例えば「メールの返事がこない」「子供が歯を磨かない」「私には子供がいない」が事実ではなく、解釈であるということです。

ここはほとんどの人がクエスチョンマークを飛ばしまくります。しかし、ここでいう事実とは思考をすべて横に置いたときの「ありのまま」を指しています。

このとき、「~~がない」は、どこにも存在せず、唯一自分の頭の中にあるだけです。

つまり、自分の頭の中にしかないことと実際にあるものの区別を私たちはほとんどしていないんです。

一瞥体験をしたとき、椅子という概念を通さない椅子の姿は、見事にありのままで美しく、完ぺきでした。

ですが、私たちは見るもの、聞くもの、感じるものすべてを定義づけ、解釈し、世界を思考によって分かりやすいものにしていきます。そして、それが事実となって動き始めますね。

また、自分に対しても「私は~~だから、能力が足りない」「~~だから、私はバカだ」というように定義づけていきます。そして、それは紛れもない真実であると信じてしまいますね。

でも、自分に関するありのままの事実は「私がいる」、終わり、です。それ以外の私についての思いはぜんぶ頭の中にしか存在しないですよね。

でも、これも多くの人にとっては、いやいや私は男だ、女だ、日本人だなどは、明らかに事実でしょう、とゆずれないかもしれません。

またセッションでは、それがいかに事実、真実かを数々の証拠(通信簿がオール1だったとか、彼に振られたことしかない、誰かにバカだと言われたなどなど)を差し出してくる人もとても多いです。

しかし、通信簿オール1は本当にバカなのか?、深く考えていくと、バカの定義がいかにあやふやか分かるはずです。

ので、頭が悪い私、女として魅力がない私、バカな私などなどは、思いとして頭の中に存在しているだけなんです。実際、その思考が一切なくても自分はそのまま存在していますよね。

これはある意味、ものすごく自明で、ものすごくシンプルな話ですが、この話自体が多くの人にとってわかりにくく、実感が伴わないものでしょう。それぐらい私たちは頭の中にしなない思考にはまり、頭のストーリーの中を生きていきます。

あまりにそのストーリーにはまりすぎているため、椅子を椅子と見ない圧倒的なリアルさにはほぼ気がつけないものです。

ましてや、ストーリーに感覚や感情が伴い、体にも組み込まれていけば、そちらのほうが圧倒的にリアルに感じられ、私たちは全身全霊でストーリーにはまってしまいます。

でもそのストーリーが悪夢になってきたとき、ある意味私たちの意識は目覚めに向かっていくのかもしれません。

いずれにしても、「頭の中にしかないもの」と「実際に起きていること」を徹底的に区別してみることが目覚めの第一歩となるのでしょう。

そして、私たちの本質とは思考によって決して定義づけることのできない、生まれては去っていく思考に気づいている意識であり、夢の中の私ではない、実体の私。

深い静寂♪

PS: 日常生活の中で解釈するなとかそういった薦めではまったくありません。例えば、誰かが虐待を受けているは、解釈だ~などとせず、早急に対応することが大切ですよね。(空即是色)

 

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