悟り(非二元)で言われる、“苦しんでいる誰か”もいないし、“癒されるべき人”もない。
これは見事に真実である。
だから癒しも必要ないし、思いを眺めたり、瞑想したりする必要もない。むしろ、そんなことをすれば、あたかも誰かがいるかのようになってしまう。
しかも、 “誰か”が存在しないだけではなく、あらゆる事象は夢であってほんとうは何も起きていない。
夢の中で起きたことを引きずる人もいなければ、夢の中で熊に襲われてトラウマになる人もいないはず。
もちろん、心の傷だけではなく、癌で苦しんでいる人もいなければ、愛する人を失ったものの悲しみもない。
だから究極の観点からすれば、夢の中の存在しない人を癒すよりも、そんな人はいないと分かったほうが良いだろう。夢だったと分かって、ほっとして癒されるはずだから。
苦しんでいる誰かはいないと、究極は黙ってそう教えてくれる。
そしてその究極の沈黙であり、言葉を超えた存在そのものが自分であることは、自我のストーリーをすべて打ち砕き、空に帰していく。
すべての思いは信じるに値せず、現実だと思い込んでいたものがこれほど虚ろなものだったことに自我は驚くだろう。
究極のあなた、空。
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それでも、私は苦しみを癒したいし、自分の中の分離、対立、抵抗を癒したい。
目の前で困っている人がいたら助けたいし、虐待される子供がいなくなって欲しい。
そして、世界が分離から愛へとシフトしていくことを切望し、夢見たい。
なぜ?
究極に目覚めてしまえば、それで良いじゃない?
なぜなら、それも本質の現れであるから。事象の一つ一つは夢として消えていくけど、事象を生み出す存在としての生命は未来永劫に続く。
自然に現れるものを無意味と一笑してしまう必要もなく、否定する必要もないだろう。
現象で満ちている「色」も本質の私であって、この二つは決して分けることはできない。(二つに非ず)
あなたはどちらか一方に片寄ることなく、空であり、色である。「ない」けど「ある」。
頭では解決できない矛盾を本質はずっと抱え続けてきたし、これからも抱え続ける。
空は永遠に満ちた夢を見続ける♪
☆☆☆ ノンデュアリティと癒しのカフェ ☆☆☆
満席となりました。ありがとうございます。
自分の本質について、癒し、自我、人生についてのお話会です。
リアルの交流はまたオンラインと違う楽しみがあります。
ご都合がつく方はぜひいらしてください。
日程:11月10日(日)13時~15時半
場所:香音里(東西線神楽坂駅徒歩1分)
http://www.ko-o-ri.com/contents/information.html
参加費:5000円
お申込みフォーム
https://www.form-answer.com/applications/W5YKD
★12月22日に予定していたお話会は、台風19号の振り替え講座のため中止となりました。
それに代わり、来年1月5日(日)に開催を予定しています。非二元年明け会♪